TOEICの点数を上げるための単語帳と勉強法知りたい人
TOEICの点数を上げたいです。お勧めの単語帳はありますか?
そんなお悩みにお答えします。
TOEICの勉強ってなかなか大変ですよね。TOEICの対策をどうしたらいいか悩んでいる人も多いと思います。
実はTOEIC受験で大きな差になってくるのは、単語力です。
というのもTOEICはマーク式の選択問題なので、単語の意味がわかれば正解にたどり着ける可能性が高い試験だからです。
なので、重要になってくるのがTOEIC対策用の単語帳なのですが、
実はTOEICに出てくる男はある程度決まっているので、最適な単語帳を選ぶことでTOEICに出てくる単語を重点的に覚えることが出来ます。
しかし、注意すべき点がありまして、それは自分のレベルにあった単語帳を選ぶと言うこと。
自分のレベルにあったTOEIC対策単語帳を使うことで、ちゃんと学習の成果を点数に結びつける事ができるようになります。そこで本記事では、レベル別お勧めのTOEIC単語帳を紹介します。
さらに、TOEICの単語帳を使ってどのように勉強すればいいか具体的な勉強法も解説します!
本記事の想定読者
- TOEICの点数を上げたい人
- 自分のレベルに合ったTOEIC対策単語帳が知りたい人
- TOEICの勉強法が知りたい人
ちなみに、この記事を書いている私は、
- 自分で独学方法を研究した結果、京大に合格
- その後京大の大学院を卒業、そして研究者になる
- 京大の大学院を卒業したあと、日常的に英語を使用して研究生活
- 海外での労働経験、国際学会での発表経験あり
- 現在は副業&研究で好きなことをやって生活
上記の経歴を持つ勉強のプロの私が解説していきます!
本記事では、以下の内容を紹介していきます。
本記事で解説する内容
- TOEICにおける単語力の重要性とTOEICに必要な単語数
- TOEICの単語帳の選び方
- レベル別オススメ単語帳の紹介
- TOEIC向け単語帳を使った勉強法
本記事を読むことで得られるメリットは以下のとおりです。
本記事を読むメリット
- 初心者からでもTOEICの効率の良い対策方法がわかる
- TOEIC対策の単語帳選びで迷わない
- TOEICに必要な単語が分かるので不安がなくなる
また、本記事の結論としては、以下のとおりです。
本記事の結論
- TOEICに特化した単語帳を選ぶ
- 単語帳は一冊をしっかりやる
- 持ち運びしやすい物を選ぶ(アプリもあり)
- CDや音声も付属しているといい
- 発音記号がついている物を選ぶ
以上です。これから、TOEIC対策用の単語帳ついて解説していきます。
TOEICにおける単語力の重要性とTOEICに必要な単語数
最初の方にも書きましたが、TOEICはマーク式のテストなので、単語の意味がわかると正解にたどりつける確率がぐっと上がります。
単語を知っていることで、英文全部を理解できなくても言ってる意味がわかり正解にたどり着きやすくなるので、単語を知っていることが重要なんです。
TOEICの点数と、知っておくべき単語数の関係は以下の通り。
TOEIC600点 | 5000語 |
TOEIC700点 | 8000語 |
TOEIC850点 | 10000語 |
600点の時点で5000語というと英語の初心者にはかなり多いように感じます。
しかし実際には、中学高校である程度の英単語を覚えているので、本当に新しく覚えなければいけない単語は、600点を目指す場合、5000語から中学高校で覚えた単語数を引いた数になります。
中学高校で覚える単語量としては、
- 中学3年間で大体1200語
- 高校3年間で4000から5000語
の語彙力が既にありますので、仮にTOEIC 600点を目指す場合、高校で英語を勉強していれば、500語〜1000語程度のTOEICに頻出する単語を覚えれば良いと言うことになります。
そのように考えると出来るような気がしてきますよね。
TOEICの単語帳の選び方
そしてここからは、TOEIC単語帳の選び方について解説していきます。 単語帳の良し悪しでTOEICの点数の上げやすさがかなり変わってきますので、ぜひ参考にしてください。
TOEICに特化した単語帳を選ぶ
まず一番最初に、TOEICに特化した単語帳を選ぶことが重要です。というのも、単語帳は色々な目的で作られているので、例えば、
- 大学受験対策受験
- 日常英会話用
などの別の目的で作られたものを選ぶよりもTOEIC対策専門の単語帳を選んだほうが効率よく学習を住めることが出来ます。なので、単語帳を選ぶ基準としては、TOEICに特化した単語帳を選ぶのがオススメです。
ポイント
TOEICに特化した単語帳を選ぶ
単語帳は何冊も吟味した上で1冊を繰り返しやる
単語帳は何冊も同時にやるよりも、1冊をしっかりとやりきることが重要です。
というのも、 何冊も手をつけてしまうと、最初の方だけやって最後までやりきれないことが多いからです。
どの単語帳にするか選ぶ時点では、何冊も見るのが重要ですが、一冊に決めてしまったあとは、他の単語帳に目移りせず、その一冊をやり切ることが重要です。
ポイント
選んだ一冊をやりきる
持ち運びしやすい
持ち運びのしやすさも結構重要です。持ち運びやすい単語帳は、いつでもパッと手に取って勉強ができるのでスキマ時間で勉強しやすく効率が良いです。
特にポケットサイズの単語帳は、通勤の途中で開くことができるのでオススメです。
実は、持ち運びの観点から考えるとスマホアプリもオススメで、リクルートが提供しているスタディサプリ ENGLISH はTOEIC対策専用のコースもあるので、
- なるべく荷物を増やしたくない
- 単語帳を持ち運ぶのが嫌
- 本よりもアプリのほうが手をつけやすい
こんな人にオススメ。さらに実際に使ってみると、音声もしっかり聞けるしコンテンツも充実しているので、教材の内容としてバッチリです。興味のある方は7日間の無料体験もやっているので、一度試してみると、使いやすさが分かると思います。
ポイント
持ち運びしやすいものを選ぶ
アプリもオススメ
CDや音声も付属しているものが良い
単語帳は、CDや音声がしっかりと付属しているものを選びましょう。
文字だけではなく、実際に音を聞くということも、効率よく単語を覚えるためにすごく重要です。実際に音を聞きながら勉強するのと、文字だけで勉強するのでは効率が全く違います。
記憶をするときは他の情報と結びつけると記憶に定着しやすくなります。
なので音声付きのものをしっかりと選びましょう。
ポイント
音声付きの単語帳を選ぶ
発音記号が付いている
発音記号が付いているのもTOEIC対策をするためにはすごく大事です。
英語を正しく発音できなければTOEICで点数が取れても、「使える英語力」にはつながらないので、なるべく正しい発音で単語を覚えられるように発音記号が付いているものがオススメです。
それでは以下から実際にレベル別にオススメの単語帳を紹介していきます!
超初心者向け
まずは超初心者向けの単語帳になります。中学レベルから不安な人はこちらの単語帳から始めましょう。
高校入試 世界一わかりやすい中学英単語
こちらの単語帳は大人気の英語講師である関先生が、 中学英単語をわかりやすく解説している単語帳です。
内容を見てみても、基礎的な単語は例文付きで載っていて、また 現在形、過去形、過去完了形も載っているので、これ1冊で中学英単語一つ一つに関する知識が深くなる構成になっています。
TOEIC対策に、中学レベルから英語を学び直す人にオススメの1つです。
いきなりスコアアップ! TOEIC(R) テスト これから英単語 【超入門編】 目標500点!
いきなりスコアアップシリーズの超入門編です。
この単語帳は、漫画が豊富に書かれているのがすごく読みやすくて手をつけやすいです。さらに英文、意味、わかりやすいイラストまで付いているので、記憶に残りやすい良い単語帳です。
ただ発音機能が付いていなかったりするので、正しい発音を確認できないのはちょっとマイナスポイントです。
しかし、重要単語もしっかり抑えているので、 本当の英語初心者にとっては非常にとっつきやすい良い単語帳だと思います。
初心者向け
出る単特急 銀のフレーズ
TOEIC対策の単語帳で一番有名かもしれない「金フレ」の銀バージョンです。
こちらは、金フレよりも基本的な内容の単語帳です。が、頻出単語なのは変わりません。 現在のTOEICの点数が600点ぐらいの人は銀フレから始めるのを強くオススメします。
そして、銀フレ→金フレというように単語帳をレベルアップしていく学習方法が、一番効率いいと思います。
まとめますと、銀のフレーズは、英語にあまり自信がないけどもTOEICの点数を上げたい人に強くおすすめする一冊です。
イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880
イラストと単語が一緒になっているタイプの単語帳で、この単語帳が面白いのはゴロ合わせで覚えられるようにしていると言うことです。
たとえば、archive→赤いブタ のように イラスト+ゴロ合わせ で単語が記憶に残りやすく工夫されています。ゴロ合わせだと記憶に残りやすくて良いですよね。
勉強が嫌いな人や暗記が苦手な人、英単語の発音が苦手な人は こちらの単語帳が抵抗なく勉強できると思います。
キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE600
結構有名な単語帳であるキクタンのTOEIC対策シリーズです。 上の銀フレもオススメですが、こちらの単語帳+銀フレでもかなり対策はできるかと思います。
もしくは、銀フレ→金フレのあとに、 キクタンTOEICのシリーズをやっていくと対策としてはバッチリですね。
構成も、単語→フレーズ→センテンスと単語と英文の関係性がわかりやすく構成されているので、非常に勉強しやすい構成になっています。
世界一わかりやすいTOEICテストの英単語
先程の関先生のTOEIC対策単語帳ですね。
この本の良いところは、解説が本当に丁寧に描かれている点です。間違いやすいポイントや、重要なポイントが、一つ一つの単語に対してものすごく丁寧に書かれています。
さらに、発音記号も、単語を使った英文もちゃんと書かれているので、単語力を増やしつつ、実際に使える単語力をしっかり身につけたいという方におすすめの一冊です。
TOEICテストスーパー英単語
初心者からTOEIC800点を目指した単語帳です。
TOEIC450点レベルの人が 900点を突破するまでに覚えるべき単語が載っている単語帳なので、 この単語帳を使いながら、初心者レベルから少しずつレベルアップできます。
単語、単語を使った例文、重要な補足説明も載っているので、丸暗記ではなくて実際に使える単語力がつきます。初心者レベルから一気に高得点を目指す人にオススメの一冊です。
中級者向け
出る単特急 金のフレーズ
金のフレーズは、TOEIC対策で鉄板中の鉄板の単語帳です。
TOEICの点数を上げようと思っているのであれば、絶対に買った方が良いです。 金フレは著者が80回以上TOEICを受けて作られた単語帳なので、TOEIC頻出の単語がきれいにまとめられています。
この単語帳一冊で点数200点以上上がった人もいるので、TOEICを受ける人は絶対買っておくべきです。
TOEIC英単語 出るのはこれ!
TOEIC頻出のスタンダードな単語が集められている単語帳です。
一番の特長は、TOEICのPART毎に単語が網羅されているので、PART毎の対策ができる点です。また例文の内容もTOEICのの内容に出そうなものが集められているので、単語帳を勉強しながらTOEICの英文対策が出来るのも良いポイントですね。
速読英単語2 上級編
速読英単語は、個人的にお気に入りの単語帳で、英語の長文で単語が覚えられるようになっています。
普通の単語帳は、 単語→英文 で暗記する流れだと思うのですが、Z会の単語帳は、英語の長文→単語 のイメージです。この方法のメリットは、長文と単語をリンクさせて覚えることが出来るので、英文の内容と単語の意味を結びつけることが出来、記憶に定着しやすくなります。、
英語の長文にも慣れながら、単語力もつけたい人にうってつけの単語帳です。
キクタン800
キクタンのTOEIC対策本です。
金フレが終わったあとに、さらに点数を上げたいと言う人には、こちらのキクタンのTOEIC対策シリーズがオススメです。 構成としては、SCORE600と同様に、「単語→単語を使ったフレーズ→単語を使った文章」で覚えられる構成になっており、単語を覚えやすくする工夫がされています。
キクタンのTOEIC対策シリーズには、SCORE990、800、 600のそれぞれの単語帳があるのですが、それぞれの単語帳に単語の被りもないので、 どれを選んでも勉強になります。
ちなみに、600の内容でも、TOEICスコア700を目指す人に充分使える構成になっているので、自分がTOEICで目指している点数を基準に3冊のうちのどれから始めるか、決めるといいと思います。
上級者向け
キクタンTOEIC TEST SCORE990
キクタンのTOEICシリーズの990点向け単語帳です。800点以上を目指す人はこちらの単語帳がおすすめです。構成に関しても今までのキクタンシリーズと同様に単語、フレーズ、英文の流れで構成されているので覚えやすい構成になっています。
TOEIC(R)L&R TEST英単語スピードマスター
TOEICに頻出の3000語をまとめた単語集です。初心者から上級者まで使いやすい内容になっているのが特長です。必要な単語だけを短期間で一気に押さえたい!という人にオススメ。
TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」
中級〜上級者向けの単語帳です。
近年TOEICのレベルが上ってきてまして、こちらの黒フレは、金フレに収録されていないTOEICに出る可能性がある単語が収録されています。
金フレよりも高いレベルの単語が収録されているのが特長です。知っている単語でもTOEICに出る意味を書いてくれているので、上級者向けにTOEICの必要な対策ができるのが良いポイントですね。
オススメのTOEIC対策勉強法
ここからはTOEIC対策の単語帳を使ったTOEIC対策の勉強法について解説していきます。
和訳だけ勉強する【単語のイメージが身につけば尚良い】
TOEICの場合文章を和訳する問題しか出ないので、英語を和訳する練習だけをすれば効率的にスコアを上げることができます。
もしも余力がある場合、和訳を練習することに加え、単語のイメージが頭に浮かぶようにすると1番効率良く英語力を上げることが出来ます。
というのも、英単語を頭の中で和訳していると、話されている英語に対してどんどん遅れていくので、話されている英語についていくためには、英語を英語のまま理解するということが重要です。
詳しくは、こちらの記事に書いていますので参考にしてみてください。
似た状況の内容はまとめて暗記
TOEICでは似たようなビジネスシーンのシチュエーションが何度も出てくるので、このようなシチュエーションで出てくる単語をまとめて覚えると効率良く覚えることが出来ます。
一日のノルマを決めて確実にこなす
これは勉強を進める上で非常に大事な考え方なのですが、英語力を付けていくためには、毎日コツコツやることが本当に重要です。逆に1日でまとめて勉強すると必ず途中で挫折します。週末にドカッと勉強するよりも、
1日50単語を勉強すると決めたら必ず50単語勉強する
というような勉強法のほうが確実に成果につながってきます。 ここで、
一日の勉強量はどうやって決めたらいいんですか?
と考えると思います。一日の勉強量を決める上で重要なのが、
どれだけ疲れててもできる範囲にする
ということ。
仕事で疲れてめんどくさくなっていてもやればできる範囲にすると、継続がぐっとしやすくなります。そして継続していくうちにノルマが達成しやすくなってきたら、勉強時間などを増やしていくのが1番良い方法です。
アプリで勉強するのも実はおすすめ
ここまで単語帳での勉強法を解説してきましたが、アプリで勉強するのも実はおすすめです。
例えば、スタディサプリ ENGLISH にはTOEIC対策コースもあり、TOEICの対策に特化した学習プログラムを提供しています。リクルートという大手の会社が出しているのも安心出来るポイントです。
アプリであれば、勉強の進め方も、アプリの方のバックアップが完璧なので、自分で頭を使わなくても継続しやすいですし、継続の結果として、TOEICの点数を伸ばすことができます。
7日間も無料体験もやっているので、一度お試しで実際使ってみることをオススメします。
TOEICの点数を伸ばしたいと考えている社会人の人は、ぜひアプリもご検討してみてください。
まとめ
英語力は、伸びるまで時間がかかるので、勉強を初めてすぐには正直成長は感じづらいです。しかしながら、継続すると確実に成長するのも事実です。
大切なのは自分ができる範囲で毎日継続すること。
毎日自分で決めた範囲で継続することで、少しずつではありますが、実力がついてきます。だから、焦らずに毎日コツコツ継続していくのが、成長のためにやはり1番重要です。
是非とも、コツコツ勉強を続けていってTOEIC自己最高点を目指して頑張っていきましょう。