英語の勉強法がわからない人
英語って勉強方法がよく分からないです。単語とか文法とか勉強しても話せるようにならないとか。効率よく英語を勉強するにはどうしたらいいですか?あと何を勉強したらいいんですか?
そんなお悩みにお答えします。
大人になって英語を勉強しようと考えている人も、いざ勉強するとなると何から勉強したら良いかわからない人も多いと思います。TOEIC対策、文法、英会話etc...
そうこうしているうちに勉強するモチベーションがなくなってきたり。
また、学生の方も英語の成績をどのように上げるか困っている人も多いと思います。
本記事では、そんな方々のために、英語の勉強法を解説していきます。
本記事で解説する内容
- やってはいけない勉強法
- 勉強をする上で重要なマインド
- 具体的な勉強法
- 技能別の勉強法について
ちなみに、この記事を書いている私は、
- 自分で独学方法を研究した結果、京大に合格
- センター英語リスニングはほぼ満点、センター英語も9割
- その後京大の大学院を卒業、そして研究者になる
- 京大の大学院を卒業したあと、研究で日常的に英語を使用
- 海外での労働経験、国際学会での発表経験あり
そんな私が英語の勉強法を解説していきます。
本記事を読むと、以下のメリットがあります。
本記事を読むことで得られるメリット
- 英語初心者が勉強で失敗しない方法がわかる
- 英語が上達する勉強法がわかる
- 英語を身につける具体的な方法がわかる
- 技能別の勉強のやり方がわかる
本記事の結論としては、以下のとおりです。
本記事の結論
- いろいろな勉強法よりも一つの勉強法を貫く
- すぐに結果につながることを期待しない
- 目標は具体的にもって勉強を楽しんで習慣化する
- 最低限の単語力と文法力は必要
- 英語を英語のままで理解する
という感じ。これから、それぞれの内容について詳しく解説していきます。
やってはいけない勉強法
色々な勉強法に手を出してしまう
英語だけではなくあらゆる勉強に共通することですが、自分が決めた勉強法を継続することが重要です。
なかなか勉強の効果が上がらない人は、色々な勉強法に手を出してはすぐに辞めて次の勉強法に手を出したりしてます。
結果を出すためには一貫して継続することが大切なので、自分で「これだ!」と決めた勉強法はなるべく継続するようにすると良いです。
やる内容が一貫していない
たとえば文法を頑張ろうと思って文法書を買ってきたのに、少しだけ勉強した後に、また別の参考書を買ってしまう人。
こんな感じの参考書コレクターみたいになる人が居ますが、一度やると決めた参考書はやりきらないと実力に繋がりづらいです。なぜなら一冊で内容が完結しているので一冊をやりきらないと内容が体系的に身につかず、部分的な理解になってしまうからです。
ちょっと言い過ぎかもですが、買ってやらなければ結局身につかないのでなるべくなら買ってやりきれる内容のものが良いです。
逆にいうとやりきる自信がない参考書は買ってはいけないです。
なので私はいつも、なるべく簡単に出来そうな教材を最初は選ぶことをおすすめしています。
早い結果を期待する
これも色々なことに共通することですが、早い効果を期待する人は勉強を継続できません。
英語はマラソンのようなものだとよく言います。英語は、毎日コツコツ積み上げていくうちに気付いたら少しづつ出来るようになっていってる類のものなので、あまり早い結果を期待しすぎると理想と現実とのギャップにショックを受けて勉強をやめてしまいます。
なので、早い効果は期待しすぎないほうがいいです。
英語を身につける上で大切なマインド
【英語は長期戦】勉強を習慣化することを目指す
まず短期的に英語は身につけられないということを知ることが重要です。
先程も書いたように、英語はマラソンのようなものなので、一気に出来るようになると期待しすぎないこと。
それよりも、毎日決められた時間を確実にこなして習慣付けしていくことが重要です。
英語を楽しむ
やはり楽しくないと何事も続けられません。
【飽きっぽい人向け】英語の勉強に飽きた時の対処法5選を紹介します!
の記事では、勉強に飽きたときに楽しさを思い出す方法を解説しているので、是非参考にしてみてください^_^
勉強する目標をなるべく具体的にする
自分が英語を勉強する理由は何なのかなるべく具体的にすることが重要です。TOEICなのか、日常会話なのか、ビジネスなのか、ゴールがはっきりしていないとまっすぐに進んでいくことは出来ないですよね。
目標に向かって勉強を効率化するためにも、目標はなるべく具体的に設定しましょう。
レベルに合った教材を使う
自分のレベル似合った教材を使わないとシンプルに飽きるし、段々と勉強が楽しくなくなってきます。最初は継続の習慣をつけるために簡単な教材がいいです。
習慣が出来たら段々とレベルを上げて行くと良いですよ。
おすすめの勉強法【英会話ができるようになりたい人向け】
最低限の単語と文法は押さえる
基本中の基本で言わずもがななのですが、英語を話すためにも、最低限の文法はやっぱり必要です。基本が不安な人は、この文法書が優しく書かれているので、基礎を身につけるのにおすすめですよ。
フレーズを身につける【繰り返し音読】
基本的な文法と単語力がついた後は、フレーズを覚えましょう。
たとえば自己紹介のフレーズなんかは絶対に使うので、自然と出てくるようになるまで繰り返し繰り返し音読して覚えることをおすすめします。
こんにちは!私の名前は〇〇です。よろしくね! | Hi, I'm 〇〇. Nice to meet you! |
私の仕事は、〇〇です。 | My work is 〇〇. |
私の趣味は、〇〇です。とても楽しいです。 | My hobby is 〇〇. It's really fun. |
仕事のために英語を学びたいと思っています。 | I want to learn English for my work. |
私は、〇〇に住んでいます。〇〇は、××で有名です。 | I live in 〇〇. 〇〇 is famous for ××. |
英語を英語のままで理解する
英語の初心者には若干ハードルが高いかもしれないのですが、「英語→日本語に訳す→英語で話す」の理解だとどうしても1テンポ遅れてしまいます。
そうではなく、「英語→英語」のままで理解するのが英会話で反応しやすくなります。こちらの記事に詳しく書いているので参考にしてみて下さい。
繰り返し聞く
一度で英語が聞き取れなかった場合は、何度も何度も聞きましょう。繰り返し聞くことで少しづつ聞き取れる単語が増えていきます。
覚えておいて欲しいのは、聞き取れない英語は雑音と変わらないということ。
【簡単なコツも紹介】英語の聞き流しの効果と注意点を解説【理解出来るかどうかが大事】
の記事でも紹介していますが、聞き流しは意味を理解しない限り効果はありません。
なので、勉強する時は、(100%完璧にする必要はありませんが)80%ぐらい理解できるまで繰り返し聞くことをおすすめします。
繰り返し聞く時の流れとしては、
- 何度か聞いてなるべくノーヒントで聞き取る
- スクリプト(英文の書き起こし)を見ながらリスニングする
- 知らない単語をメモする
- シャドーイング、音読、ディクテーションをしてフレーズを頭に入れる(やりやすいものからでOK)
- もう一度スクリプトなしで聞き取れるかどうか確認
という感じで勉強すれば完璧です。時間がないときは1,2番だけでも大丈夫ですが音読かシャドーイング等のアウトプットはなるべくするほうが記憶に残りやすくなりますよ。
おすすめの勉強法【高校生向け】
文法も単語も繰り返しが命
受験英語に限っては、英語は覚えゲーです。どれだけたくさんの表現が頭に入れられたかで出来る出来ないが決まります。
暗記する時のコツとしては、単語のイメージ、イディオムのイメージを頭に入れることが重要です。
「前置詞 イメージ」でgoogle検索したときに出てくるような画像で単語のイメージを身につけましょう。いわゆるコアイメージですね。コアイメージは語源とも似ているのですが、その単語の中心になっている映像の事を言います。
たとえば、run「走る、経営する」のコアイメージは、「一定の方向へ連続して移動する」という感じ。コアイメージがわかれば英文ごとにうまい訳をつけることが出来るので非常に効率的に英単語を覚えることが出来ますよ。
ここらへんの参考書とかは単語の語源を解説しているので、「へ〜そうだったのか」と面白く読み進められそうですね。
英語の技能別勉強法
ここからは、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能の勉強法について解説していきます。
まず前提として、すべての能力のために必要なのが、基礎的な文法力と単語力です。
これがないと、それぞれの能力を鍛えるトレーニングをしても効率が悪いので、基礎が怪しい人はまず基礎をしっかり押さえましょう。
先程も紹介しましたが、この参考書は、初心者でもわかりやすく解説してくれているので文法の基礎が怪しい人はまず基本を押さえましょう。
リスニング力
「リスニングが出来ない」という人は、原因は色々ありまして、
- 単語や語彙力がない
- 単語の発音がわからない
- 発音の変化を知らない
- 日本語にない音がわからない
- 表現を知らない
- 日本語に訳しているため理解が間に合わない
- リスニングの学習時間が短い
等々の理由があります。これらの原因に対する対処法は、
- 単語を音読して覚えやすくする
- 発音のルールを把握する
- アクセントを学ぶ
- 英語を英語のままで理解する訓練をする
などそれぞれありますので、詳しくは、
【聞き取れない理由も解説】だれでも上達できる英語のリスニング勉強法の記事を参考にしてみて下さい。
スピーキング力
スピーキング力を鍛えるためには、単語、文法、フレーズを頭に入れたうえで、
必要なタイミングでパッとフレーズが出てくる
必要があります。そのためにはやはり練習量が大切になってきます。
スピーキングは英語で話すことをすればするほど必要なフレーズがパッと出てくるようになりますので、たくさん話す練習をすることが最重要です。
そのためにはオンライン英会話などを使って日常的にアウトプットすることで、いざという時にパッとフレーズが出てくるようになります。
たとえば、ネイティブキャンプ だと定額で無制限に話す練習が出来るのでたくさん練習するにはオススメです。さらに無料体験が7日間もあるので、それだけで無料でけっこう練習できますよ^_^
リーディング力
リーディング力を伸ばすための個人的なオススメの方法があります。それは英語の対訳本を読むことです。
対訳本とは、英文のページの隣に日本語訳がある本なのですが、対訳本を使えばいちいち辞書で単語を調べなくてもどんどん英文を読み進められて楽しいんですよね。
さらに、読めば読むほど英文も読めるようになっていくし単語力も身についていくのでおすすめです。
もう一つは、スラッシュリーディングという方法で、英文を意味のある区切りに切って読んでいく方法です。
Some sentences used in English appear quite often and are very simple to use.
という英文があったときに、
Some sentences いくつかのセンテンス/used in English 英語で使われる/ appear quite often とても頻繁に現れる/ and そして/are very simple to use とても簡単に使える/.
というふうに、意味の区切りで前の方から訳していきます。スラッシュリーディングはスピード早く読み進めて行くことが出来るのでおすすめですよ。
ライティング力
本当のライティング力を鍛えるのはけっこう難しいんですが、ビジネスメール等で使えるライティング力を鍛えるのは簡単です。
コツは決められたフレーズをしっかりと覚えることです。
ただ、もしも自分の書いたフレーズが合っているかわからない時は、可能であれば英語が出来る人に見てもらった方がいいです。
身近に英語が出来る人がいない場合は、ベストティーチャーなどのサービスを使うといいと思います。
ライティングも勉強出来るオンライン英会話なので、文法的に正しい英文の作り方を教えてくれますよ。
WritingとSpeakingを両方学びたいならベストティーチャー(Best Teacher)
まとめ
以上が英語の勉強法についての解説記事でした。
話したことを完結にまとめると、
やってはいけないこと
- 色々な勉強法に手を出す
- やる内容が一貫しない
- 早い結果を期待しすぎる
勉強を進める上で重要なマインド
- 目標を具体化する
- 自分のレベルに合った教材を勉強する
- 勉強を習慣化する
- 楽しむ
具体的な勉強法
- 最低限の単語と文法は押さえる
- フレーズを身につける
- 英語を英語のままで理解する
- 繰り返し聞く
という感じです。各能力別の勉強方法としては、
各能力 | 勉強法 |
---|---|
リスニング力 | 原因を同定して適切な方法を用いる |
スピーキング力 | アウトプットあるのみ |
リスニング力 | 対訳本を使ってサクサク英文を読む |
ライティング力 | 決められたフレーズを身につける |
簡単にまとめると上記のとおり。
英語の勉強はどうしても長期戦は避けられません。
なので、なるべく楽しく習慣にして勉強を進めていくのが一番いいと思います。勉強を習慣に出来れば、近い将来、英語力が思っていたよりも向上している自分に気づくタイミングがきっと来ると思います。
頑張っていきましょう!